2016年 05月 20日
PENTAX K-1 雑感
メーカー認定のフルサイズ対応レンズではないが、今現在フルサイズでの使用に問題はない。
(4隅の減光は若干ある)。
APS-C時は換算84.5mmで望遠の性格が強かったが、フルサイズではいわゆる標準レンズに。
これまでのFA31mmでの使いどころをカバーするレンズになる。改めて解像度に驚く。
□ FA 31mm F1.8 AL Limited
APS-C時、真ん中の美味しいところだけを標準レンズの画角で使える反則レンズだったが
35mmフルサイズではしっかり広角レンズ。反則的な写りはそのままに、風景撮影、スナップ
撮影などへの応用力が増してより懐が深くなった印象。
□ FA 43mm F1.9 AL Limited
APS-C時、コンパクトでよく写るのに画角が中途半端な印象だったFA43。フルサイズになって
本来の使いやすい画角+繊細な写りでDA☆55と並んで贅沢な標準レンズになる。
フードは引き続きエツミのメタルフードを使用中。今のところケラレなどなく撮れている。
□ FA 77mm F1.8 AL Limited
APS-C時、換算120mm近い画角で、後退させられることが最も多かったレンズ。
フルサイズになり、自分が最も使用頻度の高かった80mm前後をカバーすることに。しかも
フルサイズセンサーとの組み合わせで、より美しい表現が可能な夢のようなレンズに。
□ D FA Macro 100mm F2.8 WR
APS-C時、換算153mmと長めの望遠マクロだったが、フルサイズになり非常に使いやすく
なったと感じている。ボディ側で進化した手ぶれ補正効果の恩恵とフルサイズセンサーの余裕が
クローズアップされた被写体の細部への表現を可能にしている。透明感が強く出るようになった。
□ FA☆28-70 F2.8 AL
APS-C時、換算43~107mmの高性能ズームとして失敗が許されない場面で使用していたレンズ。
フルサイズになって望遠側がもの足りなくなったが、それ以上に28mmスタートがとても便利。
当たり個体なのか描写に不満は全くなく、この先失う日が来るのが最も恐ろしいレンズ。
DA200と300用のフードがケラレで使えなくなり、純正のもっさりしたフードに戻ったのが残念。
□ DA☆200mm F2.8 ED
APS-C時、コンパクトなサンニッパ扱いで使用していたレンズ。メーカー公式のフルサイズ対応
DAレンズなので問題なく写る。お古のためSDMがかなり遅く感じるが、写りは健在。鳥を狙う
役割からは1歩引いてフレンドリーな小動物用レンズやポートレートレンズになりそう。
□ DA 55-300mm F4-5.8 ED
APS-C専用レンズ。フルサイズの使用では中間域と300mmでケラレがある。クロップ前提だが
フルサイズでも使えないことはなさそう。ただ周辺の問題からトリミング前提であったり、減光
もある程度気になるので、フルサイズ版の廉価でコンパクトなズームレンズが待たれる。
APS-Cではお値段以上の写りをする素晴らしいレンズだっただけに惜しい。
by Suttoko_Photo
| 2016-05-20 00:15
| カメラ本体のこと